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新型 パワフルスチームアイロン 「ミレ スーパースチーマー」 [アイロン]

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いよいよアリエテのスカンジラックスのお取り扱いを終了するにあたり、これに変わるアイロンを探し求めていた弊社でも、やっとそれに近いものを見つけお取り扱いさせていただくことになりました。
千葉に本社のある(有)ヴィトラというメーカーのミレ スーパースチーマーです。

もともとはスキー板のワックスがけ要にアイロンを開発したのが最初だそうです。非常に性能が良く使い勝手も良いので、一躍世界中で愛されるようになりました。その後、家庭機器としての数々のアイロンを製造。今ではアイロン以外の家電品も製造されているようです。
このように経験豊富な国産メーカーのヴィトラなら、メンテナンスや保守面でも非常に心強いです。

さて、このミレ スーパースチーマーですが、概要はHPの方をご覧頂くとして、ここでは使用感をご紹介していきたいと思います。

スーパージェットスチーマー と ミレ スーパースチーマー

姉妹品のスーパージェットスチーマーは、既にテレビ通販などでご覧になられた方もいらっしゃると思います。弊社で取り扱わせていただくミレは、そのスーパージェットスチーマーの小型モデルです。
アメリカ向けに作られたスーパージェットスチーマーを、日本人用に使いやすい小型に改良したモデルがこのミレ スーパースチーマーです。

小型とはいっても1.4Kg弱と適度な重さがあり、力を入れて押し付けなくてもキレイに掛けられる、嬉しいサイズです。小さくなってもスチーム力は変わらぬ2.5気圧のまま。小回りが利いてとてもアイロンが掛けやすいです。
ただし、水タンクの容量がスーパージェットスチーマーは150ml、ミレスーパースチーマーは120mlと、すこし小さくなっているのが残念なところです。

実際に手に持って使用感を比べてみますと、ゴムで滑りにくく加工してあるグリップは、スーパージェットスチーマーよりぐっと細くなり、大変握りやすい太さです。
その他、あて面がスーパージェットスチーマーはフッ素コートなのに対して、ミレはステンレススチールです。
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ボイラー内蔵型 スチームアイロン

多くの家庭用アイロンは水滴を落とすことで蒸気をおこす滴下式なのですが、ミレは内部でお湯を沸かして蒸気を作るボイラー内蔵式。たくさん蒸気を出す業務用のアイロンは、ほとんど全てがこのボイラー式です。
この「強力なスチームを家庭用に」とのコンセプトで考えられたミレは、ジェット(2.5気圧!)のスチームを噴出させます。薄いものでしたら生地の向こうまで蒸気が通り抜けるほどの勢いです。


ミレ スーパースチーマー

このアイロンの大きな特徴はダブルヒーターです。
あて面と蒸気用のヒーターがそれぞれ独立しているので、蒸気だけ、あるいはドライアイロンだけの稼働が可能です。スイッチを入れて直ぐにあたたかくなり始めます。普通のアイロンは蒸気を出す設定にするとかけ面の温度は設定出来ないと思いますが、ダブルヒーターで別々に稼働するため、低い温度でも蒸気を出すことが出来ます。

最高温度である約190度までの到達時間は約1分。加熱が早いのも特徴です。

あて面ですが、やはりステンレススチールなのがいいですね。
飾りなのか、昔のなにかの名残なのか(?)、くぼみが沢山あるのですが、実際のスチーム孔は3点です。ここらから2.5気圧というスチームが勢いよく吹き出します。

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そのスチーム力について、実際に連続使用をして噴出時間を計ってみました。
結果ですが、 出し続けて約6分間(使用条件により異なります)。
しかし押しっぱなしだと蒸気の製造が間に合ず、プッシュ直後のジェット噴出量のままの蒸気が6分続くわけではありません。ですので蒸気の噴出量に関してはムラがあるといえます。

実際に蒸気をあててみると、ジェット気圧の功罪か、孔のあたる部分に纏まって水の跡ができてしまうことがあります。個人的には特に問題にはならないと思うのですが、特別な使用をする方もいらっしゃるでしょうし、気になる方は気になるかな?と思い特筆しておきます。

これに関しましはてメーカーより「この商品はスチーム力を一番に考慮しております。その為、水がスチーム出し口に残っていたりすると水がまとまって出てしまいます。抑える方法としては、初回はカラ出しなどをして頂き、直接衣類に掛けずに数回ボタンを押しまして、その後、衣類に掛けると多少は防ぐ事が出来ます」というアドバイスを貰いました。

いずれも実際に一般の家庭で使用するアイロンとして、これらの症状がネックになるかといえばそう問題がないのではないでしょうか。


ところで
1回の注水容量ですが、ミレは120mlですので容量が多いとは言えません。週末纏めてアイロン掛けをするような使用法の場合には、これだけでは水が足らなくなってしまいます。
温度が下がらないとキャップが開かない安全装置付きですので、水を足そうとしても安全装置が働きこのままではキャップが開きません。自動切り替えボタンを押してなかの空気を出し切ってから開ける必要があります。これはちょっと面倒なのですが、私のようなおっちょこちょいは慌てて栓を開けて火傷するより、あった方がよいありがたい機能なのかな、と思っています。

なお、アイロンの温度が上がりきらないうちはサーモスタットの動作が比較的安定しません。故障ではないのでご注意を。


どうしても今まで長く使用してきたアリエテと比較してしまうのですが、どちらも一長一短です。
そこで アリエテとの比較をしてみました。

蒸 気

アリエテ(スカンジラックス)は蒸気量も多く範囲も広く安定してスチームが出ます。
一方ミレは 遠くまで吹き飛ばす感じ。まさに”ジェット”たる所以なのですが、噴出される蒸気量はアリエテで一杯に蒸気を出した時に比べると、ミレのほうが少ないと感じます。

  ■アリエテに比べてミレが劣る点

  1、アリエテは蒸気の噴出量がエアラベルのに対してミレは蒸気量が選べない。
  2、タンク容量が少ない。


  ■アリエテに比べてミレが良い点

   1、アリエテは蒸気使用時にあて面の温度が選べないのに対してミレはいつでも温度設定が可能。

   2、縦置きが可能 それによりハンガーに下げた状態で衣類に蒸気をあてることも可能に。

ちょっとアイロンを休み置きするにも、ボイラー内蔵のアイロンは縦に置くことができなかったのですが、(一部HPの商品説明に吊り下げ掛けが可能であるかのような表記がありますがこれは大きな間違いです)それは縦に置くことが可能な一般的な家庭用アイロンに比べて扱いづらいものでした。ですので縦置き可能なボイラー内蔵式アイロンというのは非常にポイントが高いと思います。


  3、先端が細く、小さめなので使いやすい 持ち手もラバーグリップで細く握りやすい

  4、電源を切ってアイロンが冷えるまでの時間が短いです。使用後直ぐにアイロンを片づけることができて便利です。(あくまでもいつまでも熱いままだったアリエテとくらべた場合です)
 
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いろいろ書きましたが、個人的には電化製品としての信頼性、縦置き・吊し掛けが可能、そして使いやすいサイズ、といった点ではアリエテにも勝る、ポイントが高い商品だと思います。
アリエテではちょっと気が重く、少量のアイロン掛けは億劫になってしまいがちだったのですが、小さいせいか?温度の上がり下がりが早いからか? ミレは気楽に扱えるため、ハンカチ一枚でもその場ですぐにやろうと思えます。

蒸気面でアリエテと比較したとき、アリエテの蒸気量の多さはやはりニットや縫製のプロの皆さんには必需品だと思います。直本のような工業用を使用したい、しかしそう大量にアイロン掛けをするわけではない、という方にアリエテをお勧めします。
しかし一般的な家庭用アイロンと比べますと、ミレのスチームはやはり郡を抜いて「スゴイ!」と実感します。

家庭で洗濯物のアイロン掛けに一番必要な「使いやすさ」を備えたミレは、価格もぐっとリーズナブル。コストパフォーマンスは良いと思います。是非お試し下さい。
なにしろ2.5気圧の噴出力は凄いですよ! 


mire Super Steam (ミレ スーパースチーマー)/ Vitora
(ヴィトラ)
11000円
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